28歳からのリアルジャニヲタ

大変申し訳ありませんが、ただいま自担しか見えておりません

『りさ子のガチ恋♡俳優沼』を見たジャニオタ

はじめましての方も改めましての方も、こんにちは。おいわです。ジャニオタです。先日、ツイッターで見かけて気になった舞台りさ子のガチ恋♡俳優沼を見に行ってきました。りさ子のガチ恋♡俳優沼 オフィシャルサイトf:id:busaikurara:20170810093412j:image

ジャニオタから見たこの舞台の感想をダラダラと書いていきます。ネタバレ含みますし、台詞はうろ覚えです。あと長いです。ご了承ください。

 

あらすじ(公式サイトより引用)

26歳、彼氏なし。OLりさ子の趣味は舞台観劇。
大好きなイケメン俳優しょーた君を追いかける日々。
彼が出演中の2.5次元舞台『政権☆伝説』に大ハマリ中。

最前席で全通。グッズもコンプ。そして高額プレゼント。
「がんばってる姿を観られるだけで幸せ」そう思いつつも。
彼のちょっとした「特別扱い」に心ときめいていた。

ある日。ネットでしょーた君に彼女疑惑が持ち上がる。
彼との匂わせを繰り返す女が気になり暴走するりさ子。
エスカレートする迷惑行為。その行きつく果ては……。

俳優とファン――「この関係で、私の気持ちは届くのかな?」
演劇業界の闇に切り込む、見て見ぬふりをしたかった愛憎劇。

 

もうさ、あらすじだけで心臓ズキズキしますよね。ツイッターでも書いたんですけど、素晴らしい舞台だったんですよ。何が素晴らしいかって言ったら、リアルさなんですよ。随所の表現に現実味のあるものが多くて、終盤ゲロ吐くかと思ったくらいです。(表現が汚くてすみません。でもそのくらい感じた。)

 

しかし、私にリアルを感じさせないシーンはプレゼントのシーン。

ジャニーズではファンレターはOKでもプレゼントは受け付けていないのでなんだか新鮮な気持ちで見ていました。劇中の舞台『政権☆伝説』の終演後、イケメン俳優の一人が楽屋でファンからのプレゼントの中からスタバカードを見つけてウハウハするも、手作りのお菓子があれば「知らない人が作ったものなんか食べられないだろ」とか「貰う側の気持ちも考えてみろ」だとか。まあ…確かにそうだ。舞台での顔とプライベートな顔は違うよってことですかね。

私も実際、自担にプレゼントを贈ることが出来るとすれば…そこは考えないようにします。

 

 

さて、話を戻すとリアルな表現について。

 

終演後オタ友と打ち上げしてその中で自担がどれだけ「尊い」か語ったり、カラオケで鑑賞会して自担以外のシーンでトイレ行ったり、現場の翌日には仕事に身が入らなかったり、「あの人、全通してるしグッズコンプしてるしどうやって費用捻出してんの??」談義とか細かいところを挙げるとキリがない。

 

中でも印象的だったのはツイッターのシーン。

しょーたが「ランダムにリプライ返します」とつぶやくと、青い鳥のマスクを被ったツイッター住人達がスマホを持って各々にツイートする。「今日もかっこよかった!」とか「行けなかったけど応援してる!」とか「次回も楽しみ~!」とか。推しに直接リプライすること自体は私にとって非現実的なことだがツイート内容がどれも「ああwwwいるいるこういうのwww」というものばかりで普通に笑った。

そういったポジティブなツイートに反してネガティブなツイートもあり、同担叩いたり、ビジネスでBL演出してんじゃないの?とか、これはこれで「ああ、いるいる……」と。女怖ぇ案件です。

青い鳥のマスクを被っているから舞台上のどの演者が呟いてるか分からない。それはまさしくツイッターそのもの。呟いている人が本当はどんな人なのか分かり得ない。

 

さらに、印象的だったものがある。しょーたの彼女、匂わせ女である。

このストーリーの核でもありますから、印象的であって当たり前なんですけど。まあこれがね、自担の件が頭の中をよぎるわよぎるわ、思い出させるほどリアルな匂わせ彼女の仕上がりなんですもの。

 

  • 棒付きの飴を舐めながら自撮り。
  • 台本を読むしょーたにベタベタくっ付いて「ねえ~ちゅーしてえ~」とキスをせがむ。
  • しょーたの帰りを待つ服装がジェラピケみたい。
  • 乳がデカイ。
  • その乳が目立つ様な服装。

 

近年ネットをざわつかせている匂わせ女の集大成がこいつじゃないかと思うほど。私、こういう女、好きじゃないですね~(笑)上手く神経逆撫でしてくるんですよ、この女。

この女の匂わせ手口は、しょーたがファンから貰ってきたプレゼントのお菓子を食べながら自撮りしたり、ボーイッシュな私服と言いつつしょーたの服を着た写真をSNSにあげたり。ほんと、もうね、ふざけんなって何回か思った。そのくらいお上手な演出だった。そんな女だけど、しょーた君はその子が好きなんだって。付き合うならもっと賢い女と付き合えば良いのにね、りさ子、あんたの気持ち私は死ぬほどよく分かるぜ。って思うと私にはしょーたと匂わせ彼女のニャンニャンシーンがたまらなくイライラしましたね。しょーたが「ダメだよ、そんなこと(匂わせ)しちゃ」と注意すると「だって自慢したくなるじゃん、こんなにかっこいい人気者の彼氏だもん♡」って、言うんですよこの女、マジ殺意しか湧かねえ。それは要するにだね、かの有名なTOKIO松岡昌宏アニキの言ってた「芸能人の俺が欲しいだけ」と同じことじゃねえの?

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 と、観劇中ずっと思ってました。マジあの女イライラするwwwwww

 

ここまでリアルな描写について述べて来ましたが、ストーリー的にも後半は現実味が減りホラー度が増します。あらすじにもあるように、りさ子が暴走します。

 しょーたに認知されていると思っていたりさ子はイベントにいつもより少しオシャレして向かうもしょーたからかけられた言葉は「はじめまして」だった。自分のこと、分かってもらえてると思っていたのに。これはすべて匂わせ彼女のせいなのではと思ったりさ子はネットで匂わせ彼女になりすましてあることないこと書いて人々を混乱させる。終いには非通知で匂わせ彼女に(どうやって知ったのか分からないが)電話をして「しょーた君と別れてください」と詰め寄る。度重なる嫌がらせに我慢出来なくなった匂わせ彼女はりさ子に接触するべく自宅を探し出し突撃する。「もうこれ以上しょー君に迷惑かけないで!!自分達がしょー君と付き合えるとでも思ってるの?!あんた達、自分でも言ってるじゃない「沼にハマった」って!!沼なのよ、これは!!」と匂わせ彼女は言う。ああ、確かにね、沼だし、りさ子のやったことは良くない。けどさ、あんたのやってる匂わせが事の発端でもあるんじゃねえの?と思った私はやはり、りさ子の肩を持ってしまう。それはオタクだからでしょうか。でも、この匂わせ彼女の言う事が事実だからグサグサくる。心臓えぐられます。

 その後、しょーたも合流してりさ子に告げるのです。「僕の好きな人を傷付けないでほしい」と。それも優しく言うんですよ。その優しさが、辛いよ~。もう何よりも辛いよ~。しょーた推しじゃないけど私も辛いよ~。そんなこと分かってるんだよ、本当は言われなくても~。だからこそそんなはっきりと言わないで欲しいわ~。りさ子だって「一生懸命なしょーた君が好き」って思ってるでしょ、だからこそ匂わせるような女と付き合ってるなんて知りたくなかったでしょうよ本当は~。

その流れでしょーたはツイッターに「付き合っている人がいます」と書き込みます。ツイッター住人たちは乾いた拍手をします。

これ……正解なのか?付き合ってるって言わなきゃダメか?言わなくても良かったんじゃないか?なんかもう…分からないわ…私には…

 

と、一人で脳内ぐるぐるぐるぐるした状態で終演していました。もう私のライフはゼロよ。

 

 

 

最後に私がこの舞台の中で一番印象に残った台詞を紹介します。

 

「(ファンは)知ってもらいたかったんだよな、分かるよ。
でも人の気持ちは一生分からないものだよ。」

 

自担が色々あったとき、私もこれをずっと思ってました。何があったか、どう思ってるかなんて、本当のところは本人にしか分からないと思います。自担は匂わせ女のことを何とも思ってないかもしれないし、またはゾッコンかもしれない。匂わせ女の方だって「アイドルと付き合ってる」っていうことだけに固執してるかもしれないし、純粋に愛してるかもしれない。んなこと私が知り得る訳ないじゃん。

私は知らない方がいい事は知らないままで良いです。ミッ○ーマウスが目の前で頭とって中から知らないおじさん出てきたら嫌じゃないですか。夢見てるんですよ、アイドルに。夢は夢のままであって欲しいです。

 

この舞台を見て今までより一層、自担にはアイドルとして頑張って欲しいと思いました。アイドルとして頑張る自担を応援してます。